大村市の山沿いを走るレインボーロードからさらに山の奥へと向かうと、横三頭という場所があります。
のどかな田舎の風景が広がるこの地に、あるのが『納屋のカフェ waranaya』さんです。
農家の納屋を改装したノスタルジックでオシャレな空間で、街の騒がしさを忘れ、静かな時間を過ごせるカフェとなっています。
長崎のみならず県外の方にも人気のようで、訪れた当日も駐車場には県外ナンバーの車が多く停まっていました。
駐車場に着くと、大きなメタセコイヤの木とヤギのタンジー、そして、納屋の奥には絶滅危惧種の対州馬、サトコやハンターネコのおかかちゃんをはじめ、愉快な仲間たちがお出迎えしてくれます。
納屋の奥には大地に根ざした食、暮らしへの第一歩という思いから始まった「小麦プロジェクト」という取り組みで、パンやピザの原料となる小麦を自分たちで育てるための畑もあり、のんびりとした空間が広がっていました。
カフェに入ると、奥にはピザ窯が据えられており、天窓から差し込む陽の光と白熱電球が放つ暖かでやわらかい光、そして昔ながらの造りの梁や薪のストーブ、木のぬくもりを感じる空間になっています。
メニューの方はオーガニックなコーヒーや紅茶、スイーツ、そしてパスタやピザなどを楽しむことができます。奥に据えられているピザ窯が気になったので、今回は山芋とベーコンのピザをオーダーしてみることにしました。
薄焼きのクリスピー生地にチーズとトマト、ベーコン、山芋の乗せられたピザで、食感を残したサクサク山芋とサクサクのピザ生地との相性抜群でした。
カフェの入口では東南アジアの食器などの雑貨も売られています。
懐かしく、古き良き時代の雰囲気と都会の喧騒を離れ静かな時間を過ごしたいなら、一度は訪れてみたい、『納屋のカフェ waranaya』さんはそんなカフェでした。